Think Bee! NARRATIVE

1980年 ~ イタリア、テキスノヴァ社との出逢い!

2023.09.06
歴史

Think Bee!の総合カタログ「Bee! Collection vol.6」 2013年11月号より、会長(河合 史郎)の連載記事をアーカイブしたものです。

イタリア、テキスノヴァ社との出逢い!

現場中心主義が芽生え、「とにかく自分自身の目で見なくては何も起こらない!」この思いにより、世界放浪の布地探しが加速しました。良い資材との出逢いは運と縁の世界。計算式はありません。そこに世界中の人との出逢いがあり、 Think Bee!の人脈は世界中に拡がりました。

相手に情熱があるか?
「Think Bee!を理解していただける人は世界中にいる」と確信を持つ事が出来ました。
全力投球すれば必ず自分の世代でなくとも、次の世代で世界の人々にThink Bee!をつなぐ事が出来る。無形のThink Bee!に、正しい事を焦らず誇りを失う事なく、努力・継続すれば必ず達成出来ると信じられました。

Think Bee!はトレンドを追わない!作品は普遍の追求であり、シーズン・年齢さえ問わない。世界中の布地メーカーとの出逢いは現在では弊社貿易部が引き継ぎ、継承され進化し続けています。

情熱があれば運と縁が必ず向こうからやってくる。熱意ある作品には熱意ある御客様が集まります。どこか日本の風土・文化を感じられる作品を目標としたい。中でもイタリア、テキスノヴァ社との出逢いは、大きなThink Bee!の転換期となりました。緻密かつ重厚でノスタルジーなイタリア伝統工芸の粋(キリスト教織物文化)から来る、テキスノヴァ社の織物に目を奪われました。

現在でも織物技術・デザイン・色彩・表現力、どの点をとっても世界最高峰の織物と確信しています。
Think Bee!とテキスノヴァ社のデザイン室の融合により新たな作品が生まれます。

ほとんどのThink Bee!作品には、このイタリア・テキスノヴァ社が基礎となった様々な素材のアイデアが展開されています。長い年月をかけた織物技術とThink Bee!作品のアイデアが開花するとき、気の遠くなるような作業の連続が実を結ぶ事になり、イタリアの技術と日本文化が、Think Bee!作品に脈々と受け継がれます。