FACTORY JOURNAL

「手工芸の美学」

2024.01.26

シンクビー作品は沢山のデコラティブに溢れています、刺繍、アップリケ、パッチワーク、ホットフィックス、ラインストーンでデコレーションされたカラフルなボタン。

そして作風として確立された人気を誇る「コサージュ」作品

このコサージュ作品のイメージを具現化しているのがシンクビーデザインスタッフの梅田麻代、彼女はとても手先が器用でデコレーション作品のラインストーンをボタンに貼り付けたり、革で作るコサージュや手作業全般を担っているスタッフのひとり。一緒に仕事をして早15年。

口数の少ない彼女はいつも素材と向き合って黙々と手を動かしている印象、その手捌きに見惚れて立ち止まってしまう時もあるくらい。

集中している時は話しかけづらい雰囲気だけど、話しかけると笑顔で答えてくれる、そんなギャップも彼女の魅力

学生時代は硬式テニス部🎾所属

 

今回作成しているのは2024 夏のバスケットバッグのサンプル作成、カラフルな革を一枚一枚花びらの型に裁断してからロウ引き紐で絞り上げ立体感を出させます、これが実は結構力とコツが必要で適度な締め付けがポイントと彼女は答えた。まさにその眼差し「必殺仕事人」

革の表面には銀面と言い塗装が施されていますので、糊が付きにくく、その銀面を歯医者さんが使う様なリューターと言う機械で削り落とす加工が入ります。その後に糊は接着力をまします。

沢山の金型があって、薔薇、カメリア、スミレ、マーガレット、まだまだ沢山のお花を金型の組み合わせ次第では無限に作る事ができるんです。立体感を増したければ絞り方を強めに花びらの枚数を増やしたり、フラットに仕上げたければ、ソフトに。

今回はピンク、ルージュ系のグラデーションにアイボリーとグリンを差し色にしたブーケのイメージ。バスケットバッグのセンターに浮かび上がる様にレイアウトしてみました。

バッグの開口部は巾着仕立てでパニエのイメージでピンクのレースも挟んでいますので程よくgirlyに仕上がりました。

今年の夏はこちらのバスケットバッグでお出かけしてみませんか🌹

発売は夏前になりそうです。