水に濡らしてしまった時はどうすればよいでしょうか?



 全ての織物は水に弱いと思ってください。デリケートな素材なので、水に濡らしてしまうと水分を吸い込んで、そのままシミとなってしまうことや、色落ちが起こる可能性があります。また、乾燥した際に収縮が起こり、繊維間の摩擦が大きくなって潤滑性が失われます。硬化し、風合いも損なわれ、型崩れの原因となります。雨の日にはできるだけ織物のバッグをお使いになることは避けていただくようお願いします。

 万が一濡らしてしまった場合は、乾いたタオルで叩くようにして水気をふき取り、風通しの良い場所で陰干ししてください。濡れた織物は熱に弱いので、ストーブやヒーターなどの高温には絶対に近づけないようにしてください。
また、乾燥すると、変形することがありますので出来るだけ形を整えてから乾かすようにしてください。

 雨の日だけではなく、汗をかいたりしたときもよく水気をふき取り、陰干ししてください。こまめに柔らかい布でカラ拭きすることをお勧めします。











汚れが付いてしまったらどうすればよいでしょうか?



 普段のお手入れは柔らかい布でカラ拭きしたり、ブラッシングしてホコリを払う程度で十分です。

 水溶性の汚れは、水で濡らしてもシミや色落ちが起きないことを目立たない部分で確かめてから、濡らして硬くしぼったタオルなどで軽く叩くように拭いてください。

 お手入れの後はカビの原因となる湿気を取り除くため、よく陰干ししてから収納してください。











防カビ対策はありますか?



カビを防ぐにはできるだけ水分を除去することが必要です。シーズン終了時、あるいは長く使用する予定の無い場合は、気温の低い晴れた日を選んで陰干しをしてからしまうことをお勧めします。また、財布などは付属として付いている箱にしまったままでは、却ってカビを生じやすい環境になってしまいます。箱から出して通気性のある袋等に入れて保存してください。

 長期間保管する前には、カビの栄養分となってしまう汚れやホコリをできるだけ除去することが大切です。柔らかい布でカラ拭きしたり、ブラッシングをしてホコリを払ってからしまうようにしてください。











防水スプレーは使ってもよいですか?



 バッグをご使用前に防水スプレーをお使いになると、水分だけでなく多少は汚れを防ぐこともできますが、スプレーに適さない織物もありますのでご使用の際は目立たないところで確かめてからお使いください。
また、ビーズやスパンコール部分には絶対にかからないよう細心の注意を払ってください。ビーズ、スパンコールは非常にデリケートな素材なので、防水スプレーがかかってしまうと色落ちがおき、バッグの織物部分に付着する可能性があります。

 お薦めの防水スプレーは「フッ素系スプレー」です。織物の繊維一本一本をコーティングするので、織物の表面は呼吸をすることができます。「シリコン系スプレー」ですと、繊維の上に防水の膜を貼ることになり、織物自体が呼吸できなくなるのでお薦めできません。

 尚、ハンドルや付属の部分に牛革エナメルのような艶のある革を使用している場合は、フッ素系の防水スプレーをお使いになると艶が失われ曇ってしまいますのでご使用はお控えください。











長期間使う予定の無い時はどのように保管すればよいですか?



 長期間使う予定が無くしまっておく時は、しまう前に必ず以下のようなお手入れをしてください。

・まず、必ずブラシ等でホコリを落とします。
・次に陰干しをし、湿気を除いてから保管します。

 保管する際には通気性のある袋等(付属の収納袋など)に入れて、なるべく風通しの良いところに保管します。箱に入れてしまうと空気が入らずカビが生えやすくなりますので避けてください。

 また、防虫剤や乾燥剤は塗料が溶けてしまう可能性がありますので絶対に使用しないでください。

 少なくとも年に一度は保存状態をチェックするようにしてください。